M.S様邸 液体ガラス工事
【R5.5.30記事開始】【R5.6.10記事更新】
M.S様邸玄関部はかなり拘って作られた、いわゆる化粧軒裏(けしょうのきうら)です。完成から3年、日当たりが良い事もあり黒くなってきた部分やシミも浮き出てきました。そこで今回、下処理を行った後に「液体ガラス工事」を行う事になりました。
株式会社ニッコー様の液体ガラスはコンクリートの強化をはじめ、最も難しいとされた木材の改質を無害・無公害・無添加で再現させ、圧倒的な長期耐久性に加え、腐らない・白蟻に食われない・退色しないという常識を変える商品化を実現しました。また、表面がガラスコーティングされているので防汚性も高と評判です。
軒裏を保護するには最適な材質なので、まずはしっかりと汚れを落とした後、ガラスコーティングを行っていきます。
まずは汚れが他の部分に移ってしまっては元も子もないので、2週間かけてしっかりと下処理の工程を行いました。
養生作業後、隅々まで研磨を行い汚れと古い塗料を徹底的に落としました。
研磨完了後、こちらも隅々まで洗浄をし、殺菌を行なってシミ出しをします。
しっかりと乾燥したら亀裂等のパテ埋め作業を行います。
さらに乾燥させ、余分なパテの研磨と、塗料が馴染みなりやすくなる様に全体的に荒削りをします。
脱脂、アルコール消毒を行なって乾燥させ、下準備が完了しました。
まずは下塗り作業。
次に木材と液体ガラスを密着させる為の塗料を塗っていきます。乾いたらいよいよ本塗りとなります。
【R5.6.10記事更新】
中塗りの作業風景。
改質した木材にガラス質複合塗料を塗布する事で木材の通気性を損なう事なく表層部分の硬度を強化、保護することが出来ます。
さらにこの塗料が水を遮断するため木材は自然に湿度調整ができ、塗料の剥れや膨れを防止する事ができる、浸透型塗料や造膜塗料とは異なる設計で考案されたまさに新世代の木材塗料となっています。
防火性セラミック塗料を部分的に塗ります。白色も無機質に。ササクレ、トゲ修復に特に効果のあるカルシウムシリケートを形成する防火性セラミック塗料。紫外線による変色も防止しフリーメンテナンスを実現した塗料で、防腐・防蟻表面処理式方法に適合しています。
乾燥後、研磨作業を行います(表面精査)。塗料つきやすくする為の大事な作業です。
仕上げ塗料(艶消し塗料)を丁寧に塗っていきます。
土台との境部分を保護するため、柱下部も施工します。
完成記録は下記のリンクからご覧下さい。